平成5年12月13日マレーシア・ビル倒壊災害

各国救助隊の状況

マレーシア・ビル倒壊災害

はじめに マレーシア・ビル倒壊の災害状況
国際消防救助隊の構成 行動日程
救助活動を取り巻く環境 救助活動方針
救助活動概要 各国救助隊の状況 総括 最後に

7.各国救助隊の状況

  • (1)マレーシア消防隊
    消防隊50名、警察200名、軍隊178名が出動しており、警察は災害現場区域への立ち入り制限等のチェック、軍は治安上の関係から災害現場周囲の警備を主な任務としていた。
    実際に救助活動に従事したのは、消防隊(ボンバBOMBA)でありその活動は各国チームと友好な雰囲気の中で各国チームに対する支援活動を実施しており実に献身的であった。
  • (2)フランス救助隊
    今までの救援活動は、NGO組織が中心であったが、今回は軍に属している特別な救助隊員で編成され、第一次、第二次派遣を含め計55名・救助犬4頭によりチームを構成している。
    主な救助活動としては、倒壊建物A棟(北側)の3階部分を進入のための出入り口とし、音響探知機、救助犬等を活用しての検索活動であった。
  • (3)シンガポール救助隊
    総勢33名により災害発生翌日からマレーシアに入り、救助活動を行っていたが、特に特筆すべき救助資機材は携行していないものの、日本救助隊と協力しての活動に従事した。