平成9年10月22日インドネシア森林火災

インドネシア森林火災

 今年の6月下旬頃からインドネシアの各地で発生した森林火災は、その煙霧による大気汚染の影響を含め被害が甚大となり、各国の人的・物的な支援が積極的に行われました。

 我が国は、防塵マスク購入のための資金供与、背負い式消火水嚢、可搬式消火ポンプ等の消火機材の供与を行うとともに、被災国であるインドネシア政府の要請に基づいて、
 (1)消火対策や医療対策の指導・助言を行う6名の専門家(第一次緊急援助隊)
 (2)ヘリコプターによる支援を調査する7名の専門家(調査チーム)
  (3)ヘリコプターでモニタリング等を行う43名の専門家(第二次緊急援助隊)
の派遣をそれぞれ行いました。

 今回の派遣は、森林火災の応急対策に関する人的援助を目的としたことから、いずれも消防関係者を中心としたチーム編成となりました。本稿では、その派遣と活動の概要について紹介します。