浅間山溶岩樹型

浅間山溶岩樹型


2.浅間山溶岩樹型(群馬県嬬恋村)

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溶岩樹型は、森林の発育が良好な地域において、粘性に富んだ溶岩が樹木を取り囲み、溶岩が冷えて固まったあとで、樹幹の型が井戸のような形になって残存したものです。
現在の溶岩樹型は、浅間山の天明3(1783)年の火山活動で流出した溶岩で形成されたものです。鬼押出し溶岩流の東側と西側に溶岩樹型がありますが、西側の地域に比較的多いようで指定地域に約500個も確認され、樹型は直径50~200cm、深さが3~7mの大きさがあります。
溶岩樹型を持つ特殊な地形は世界的にも珍しく、浅間山溶岩樹型は富士山の鳴沢溶岩樹型と共にその重要性が注目されています。