白雲神社の「消防絵馬」

白雲神社の「消防絵馬」


4.白雲神社の「消防絵馬」(京都府京都市)

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白雲神社は、宗像神社の北「御所の弁天さん」として知られる旧西園寺(さいおんじ)家の鎮守社で,妙音弁財天と称する市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祭神としています。
その始まりは元仁元年(1224)に,西園寺公経が北山第(今の金閣寺の地)を造営する際に修造した妙音堂に由来するとされています。その後,公家社会の凋落により衰微しますが,明和6年(1769)に西園寺家の邸内に妙音堂を再興し,禁裏御祈祷所と定められ,その守護神であるとともに庶人の信仰も集めるようになりました。寛政の頃より「巳の日講」には多くの信者が参詣に訪れたようです。
明治になって西園寺家は東京へ移り昔の鎮座地の名をとって神仏混淆の妙音堂を白雲神社と改めました。
この白雲神社では、珍しい消防の絵馬を見ることができます。この絵馬は、明治時代に奉納されたもので、当時の消防の組織の様子をうかがい知ることができます。