平成16年12月29日スマトラ沖大地震及びインド洋津波災害

活動経緯1月3日~1月4日

スマトラ沖大地震及びインド洋津波災害

地震の概要
派遣期間・派遣(活動)場所・派遣隊構成
活動経緯12月29日~12月30日
活動経緯12月31日~1月2日
活動経緯1月3日~1月4日
活動経緯1月5日~1月6日
活動経緯1月7日~1月8日
活動場所周辺の地図等

5. 活動経緯1月3日~1月4日

○ 1月3日(月)

 中隊長、小隊長らが、第4ゾーンでの活動状況及びニーズを調査。
大型リゾートホテルが集中する第4ゾーンでは、最終チェックのためのローラー作業を行っており、韓国、シンガポール、ギリシャ、フランスが支援を行っていた。第4ゾーン対策本部責任者である郡長と面談し、活動状況について以下のとおり情報収集を行った。同郡長の説明要旨は以下のとおり。第4ゾーン内には各国チームが入っているが、活動状況を十分把握できていないのが現状。遺体救出数が減ってきておりほとんど無いと思われるが確証をもてない。あと1日か2日で捜索活動を終えたい。捜索活動を終了しても重機による整地作業などやるべきことは多くある。ソフィテルでは、シンガポール、フランス、ギリシャが捜索活動を行ったが、日本に最終確認を行ってもらえると有難い。遺体を発見した場合の取り扱いは、タイ側のNGOをつけることが出来る。今晩対策会議が開催される予定であるので、その結果を日本チームに伝達するとのこと。

韓国レスキューチームとの情報交換

津波で陸に打ち上げられたタイ海軍艦艇。近郊(海から100m)の海軍基地も被災し、職員が事務所内の復旧に追われていた。

ホテル(ソフィテル)のテラスにあるプール(水深約1m、泥で埋まっている)内の捜索を行うため、水を抜くための穴を開けているシンガポールの救助チーム。

○ 1月4日(火)

 第4ゾーン災害対策責任者からの要請(1月3日)を受け、シミランビーチ&スパリゾートホテルにおける捜索活動を実施。同ホテルは既に他救助チームによって捜索活動が行われているが、捜索活動の打ち切りに向けて再度救助チームによる捜索活動を行うことにより、遺体がこれ以上存在していないことについてタイ側が確証を得るためのもの。

シミランビーチ&スパリゾートの被害状況(2階の屋根まで被災)