標準型市町村防災GIS−状況シナリオ・状況図付与型訓練(後半)−
図上訓練機能を用いた図上訓練マニュアル
(状況シナリオ・状況図付与型訓練)
〜その2−訓練・検証−〜

2.訓練当日

(1)資料配付

訓練において使用する資料は以下のようなものです。
  ○ 図上訓練次第(事前配布)
  ○ 図上訓練の進め方(事前配布)
  ○ 対応記入票(事前配布)
   資料は訓練開始前に参加者の席に配布しておきます。
   なお、これらの資料の例を巻末資料として末尾に添付しましたのでご参照ください。

(2)開会(13時00分)
   適当な方から、訓練の意義・目的について簡単なあいさつをします。

(3)訓練についての説明(13時10分)
   訓練開始前に、進行管理者から訓練参加者に対し訓練の進め方を説明します。
   例えば以下のように行います。

1.  みなさんおはようございます。
  本日の訓練の進行管理を担当します○○です。よろしくお願いします。
  訓練に先立ちまして、本日の訓練の進め方を説明します。
2.  まず、お手元に配布されている資料をご覧ください。
  配付されている資料は、以下のものです。ご確認ください。
  一番上にあるのが、「図上訓練次第」です。(※巻末資料A参照)
  「図上訓練次第」以外の資料は、「配付資料」に示しているものです。資料1〜資料2まであります。
  資料1は、「図上訓練の進め方」です。(※巻末資料B参照)
  資料2は、「対応記入票」です。(※巻末資料C参照)
3.  資料の欠落がないようですので、それではお手元の「図上訓練次第」に沿い、本日の図上訓練の進め方を説明させていただきます。
  本日の図上訓練は、大きくは2部に分かれています。
  第1部は、システムをプロジェクターに表示しながら訓練を行います。
  第2部は、訓練結果をもとに検討会(評価・検証)を行います。
4.  次に、本日の訓練の進め方を説明します。
  資料1の「図上訓練の進め方」、資料2の「対応記入票」を用いて説明します。
5.  訓練開始時刻(13:30)になりましたら、状況付与シナリオ(被害状況文並びに被害箇所)を順次表示します。それについて、各自、対応方法を検討し、対応状況を対応記入票に記入します。
  進め方について、資料1に基づき説明します。(資料1の該当箇所を読み上げます)
6.  その後、休憩(10分)を挟み、14:30からは、検討会(評価・検証)を行います。
  進め方について、資料1に基づき説明します。(資料1の該当箇所を読み上げます)
7.  それでは、訓練開始(13:30)まで、しばらくお待ちください。

(4)訓練開始(13時20分)
@ 状況シナリオ及び状況図の表示

 「訓練開始」を告げた後、進行管理者は、状況シナリオ及び状況図を順次表示します。表示方法については、以下のとおりです。
 なお、1つの状況シナリオ及び状況図の表示は約5分程度とします。
 状況シナリオ及び状況図の表示方法については、以下のとおりです。

【状況付与シナリオ並びに状況図の表示方法】
T.  【状況付与シナリオ・状況図並びに評価ポイントの作成方法】のTからUに進み、「訓練実施」を選択します。

U.  「既存ファイルから選択」からファイルを選択します。

V.  オプションを設定します。今回の方法では、「手動」「講義形式」を選択します。詳しい設定を行う場合は、「詳細設定」を選択します。通常は特に設定しなくても最適な状態にありますので、特に必要がない場合は、「完了」を選択します。

W.  オプションの「詳細設定」を設定します。今回の方法では、「訓練方法に関する設定」では、地図データを「残さない」、補足データを「表示しない」、状況図を「強調する」、バードビューを「強調しない」に設定します。

X.  「状況シナリオ画面に関する設定」では、シナリオリストを「表示しない」、発信者等を「表示しない」とします。また、文字の大きさは自由に変更できます。「戻る」でWに戻り、「完了」を選択します。

Y.  以下の画面で訓練を開始します。

Z.をクリックすると、次のシナリオが表示されます。

A 対応記入票への記入

 順次表示される状況付与シナリオ(被害状況文・被害箇所)をもとに、対応を検討し、対応記入票に記入します。対応記入票には、状況付与シナリオの番号を記入し、「対応」と「対応を検討する際に悩んだ点」を記入します。これを状況付与シナリオごとに進めていきます。
 なお、1つの状況付与シナリオの表示は約10分程度が想定されるため、その間に対応記入票への記入を終えます。
 @〜Aを通して、以下のように進行します。

1. ただ今から訓練を開始します。
2. 順次、状況シナリオ及び状況図を表示していきます。
3. 表示された状況シナリオ及び状況図をもとに対応を検討し、対応記入票に記入します。対応記入票には、状況付与シナリオの番号を記入し、「対応」と対応を検討する際の「悩み・課題」を記入します。これをシナリオごとに進めていきます。
4. 1つのシナリオは約10分程度表示しますので、その間に対応記入票に必要事項を記入してください。
5. 検討する際は、持ち込んだ資料(地域防災計画、防災活動マニュアル等)を自由に御覧になっていただいて結構です。
6. 記入は14時20分までに終えてください。

B 訓練終了、休憩(14時20分)

 訓練参加者に対応記入票への記入を終了させ、14時30まで休憩することを告げます。

(5)検討会(評価・検証)(14時30分)
  検討会を以下のように進行します。

1. それでは、これから検討会を開始したいと思います。(14:30)
2. 検討会では、状況付与シナリオごとに、先ほどご記入いただいた「対応記入票」の記入結果を数名の方に発表していただきます。
 発表者以外の方には、発表内容に対する質問や意見、自分の例などを積極的に発言いただきたいと思います。よろしくお願いします。
3. それでは、前方で表示されているシナリオをもとに始めたいと思います。
 まず、1番のシナリオの評価・検証から行います。
 では、●●さん発表をお願いします。
 (以下、残りの方にも同様に発表してもらいます。)
4. この1番のシナリオについて、何名かの方に発表していただきました。これまでの発表内容に対する質問並びに代案がありましたら、ご自由にご発言ください。
※ 会場の雰囲気が硬い場合は進行管理者が口火を切り、場の雰囲気を和らげるようにします。
5. では、1番のシナリオについて、対応を検討する際のポイントについて説明したいと思います。
 (システムの「評価ポイント」を表示し、ポイントを説明する(「評価ポイント」の表示方法については、以下を参照)
6. 続いて、2番のシナリオの評価・検証から行います。
 では、●●さん発表をお願いします。
 (3〜5と同じ要領で最後のシナリオまで繰り返して続けます。)
7. 以上でシナリオごとの検証を終わります。
 それでは全体を振り返って、何かご意見等ありましたらお願いします。
8. 以上で検討会を終了します。(16:30)

【評価ポイントの表示方法】

T.【状況付与シナリオ並びに状況図の表示方法】ののTからUに進み、「評価検証」を選択します。

U.【状況付与シナリオ並びに状況図の表示方法】のU〜Xと同様の操作で進めていきます。なお、V〜Xのオプションの選択では、通常は特に設定しなくても最適な状態にあり、今回も特に設定する必要がないため「完了」を選択します。

V.以下の画面で評価ポイントを表示します。評価ポイントは左下に表示されます。

W.をクリックすると、次のシナリオ並びに評価ポイントが表示されます。

(6)閉会(16時30分)

 以上を持ちまして、本日の訓練は終了となります。
 皆さん、ご協力ありがとうございました。





参考資料

状況付与シナリオ及び評価ポイントの例


<状況付与シナリオ(被害状況文のみ)>
 【地震発生直後−職員の目視による】
 ●月●日の午後●時●分頃に地震が発生しました。体感、周囲の状況からすると、震度6強程度と思われます。
 あなたは、地震発生とともに机の下に隠れました。その後、即座に周りを見回すと、職場の棚やキャビネットが倒れ、書類が散乱しているのを目にしました。外を見ると、庁舎周辺の住家が傾き、電柱が倒れている所があります。


<評価ポイント>
1. 自分自身の家族の安否確認
2. 情報の極端な不足に対する対処
3. 幹部職員との連絡・協議を考慮したか。連絡不可能な場合、意志決定に空白を生じない体制になっているか。
4. 庁舎の被害状況把握(建物、自家発電機)を行い、災害対策本部としての使用可否判断を検討したか。
5. 災害対策本部の設置に伴う設営並びに関係機関等への連絡を検討したか、被害情報の第1報を県に報告したか。
6. 電話の通話障害の発生可能性を考慮に入れたか(災害時優先電話の整備)
7. 住民からの問い合わせに対する対処方法を検討したか(171の使用)
8. 住民等に対する広報・活動喚起が適切に行われているか(自助、共助の必要性)