防災展示場
消防防災GIS
災害写真データベース

日本の火山・世界の火山

日本の火山情報  火山現象の解説  火山災害の解説  世界の主要火山災害  リンクページ  用語集

主要火山災害一覧


セントヘレンズ火山 1980年噴火(アメリカ)



<1980年の活動>
1980年3月から、山頂で火山性地震とあまり規模の大きくない水蒸気爆発が続いていました。しかし5月18日事態は急変しました。8時32分、山頂直下で発生したマグニチュード5.0の地震が引き金となり、山頂部が大崩壊し岩屑流が北麓を最大100m/秒の高速で流下したのです。その一部は麓のスピリット湖に流入し、さらにトゥートル河に沿って24km流下しました。堆積物の厚さは最大100m以上もあります。
またブラースト(爆風)が発生し、直径2mの巨木もなぎ倒され、森林が大きく破壊されました。57人が死亡しました。このうち1人は山頂から12km離れた尾根の上で観測していた研究者で、乗用車・トレーラーと共に跡形もなく吹き飛ばされました。ブラーストが発生したのは、山頂部に貫入していたデイサイト質マグマが山体もろとも崩壊し、岩屑流の中で爆発したためと考えられています。
山頂部の崩壊が始まってから30分後には中央火道からプリニー式噴火が始まり、噴煙柱は20kmもの高度に及びました。噴火は約9時間続き大量の軽石と火山灰が偏西風で運ばれ、東側の麓一帯に降り積もりました。3日後にはアメリカ東海岸でも降灰がありました。噴煙は2週間で地球を一周しました。煙柱の一部は崩壊し、小規模な軽石質火砕流となって北側に流下しました。
5月18日以後も火砕流・土石流が発生する小〜中規模噴火が数回起きました。さらに崩壊で生じた馬蹄型火口の中には溶岩ドームが成長し、噴火は終息するまで数年かかりました。

<2004年の活動>
1980年の活動は1986年には終息しましたが、その後、1989〜1990年、1995年、1998年、2001年と群発地震が発生し、1989〜1990年には小規模な噴火も見られました。
2004年9月23日に、溶岩ドーム直下で連続的に微小地震が観測されました。その後、10月1日から噴火が始まり、噴煙は上空3000mまで達し、ワシントン州やオレゴン州まで降灰が見られました。その後も噴煙を上げる活動が続き、10月11日からは、1980年噴火で形成された溶岩ドームの南側に新しい溶岩ドームの成長が始まりました。その後溶岩ドームは成長を続けましたが、2005年3月8日には再び噴火が始まり、マグニチュード2.5の地震が観測され、噴煙は約10000mまで立ち上がりました。


[パプアニューギニア]
ラバウル火山 1994年噴火
[フィリピン]
ピナツボ火山 1991年噴火
[カメルーン]
ニオス湖 1986年ガス噴出
[コロンビア]
ネバド・デル・ルイス火山
1985年噴火
[アメリカ]
セントヘレンズ火山 1980年噴火
[西インド諸島]
モン・プレー火山 1902年噴火
[イタリア]
ベスビオ火山 79年噴火
[ギリシア]
サントリーニ火山 ミノア噴火
-約3,500年前
[アメリカ]
キラウエア火山
[イタリア]
エトナ火山
[フィリピン]
マヨン火山
[インドネシア]
メラピ火山

リストに戻る