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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-御嶽山(おんたけさん)-
1.火山の緒元
火山名 御嶽山
地 域 長野・岐阜県境
標 高 3,067m
北 緯 35°53' 23''
東 経 137°29' 00''
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2.御嶽火山の概要
「木曽節」で有名な木曽の御嶽山は飛騨山脈の南部に位置する独立峰です。この火山は古くから修験者が訪れる山岳信仰の山として知られていましたが、過去の噴火記録が無かったため、第四紀の火山としてはあまり注目されていませんでした。1979年、有史以来初めての噴火が起こり、この山が現在も活動を続けている火山であることが再認識されました。御嶽山の火口は北北東-南南西方向に連なっていて、山頂部がやや南北方向に伸びたような形をしています。

3.御嶽火山の活動史
御嶽山の活動は、古期御嶽と新期御嶽と呼ばれる2回の活動期に分けられています。古期御嶽の活動では大きな成層火山が形成され、後の休止期に浸食が進みました。新期御嶽の活動の初めに山体中央部が破壊されてカルデラを生じました。山体の西側や南側に位置する上俵山や三浦山、三笠山、小三笠山はこのカルデラ縁に当たります。新期御嶽の活動は約8万年〜3万年前で、現在の御嶽山上部が形成されました。

4.最近の火山災害
御嶽火山の活動が記録され始めたのは、1976年とつい最近です。以降、1979年には水蒸気噴火、1991年には火山灰の噴出があり、1984年には長野県西部自身に伴って山体南斜面で大規模な山崩れが発生し、被害が出ています。

1979年(昭和54年)噴火
10月28日早朝、剣ヶ峰の南直下に雁行状の割れ目火口ができ、噴煙活動が始まりました。主に北西端の火口から大量の火山灰が噴出されました。次第に噴火は弱まり、約1日で噴煙活動は終了しました。火山灰は主に北東方向に降下し、その総量は18万トンと見積もられています。

1984年(昭和59年)山崩れ
1984年9月14日、この日長野県西部で発生したマグニチュード6.8の「昭和59年(1984年)長野県西部地震」に伴って、御嶽山南側斜面の標高2550m〜1900mにかけて大規模な崩壊が発生しました。この崩壊の体積は3.4×107m3と見積もられ、崩壊物は岩屑なだれとなって高速(平均約80km/h)で流下しました。岩屑流は植生、表土を剥ぎ取りながら約16km下流まで流下し、谷沿いに堆積しました。この岩屑流は、住宅全半壊87棟、死者29名の被害をもたらしました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
観測された御嶽山の最近の活動は、2回とも水蒸気噴火でした。しかし、これらの活動の火口に類似した小火口群が山頂周辺に散在することから推測すると過去にも同様の水蒸気噴火を起こしていると考えられます。また、地震や火山活動に伴って、山体の風化した火山灰や軽石層をすべり面とする崩壊が発生しています。特に地震の直後や雪解け、大雨等の時には十分注意する必要があります。

6.噴火実績図
1979年10月28日の2層になって北東へたなびく噴煙と降灰(写真)
1978年長野県西部地震による伝上崩れと伝上川中流部の岩屑流(図)

7.ハザードマップ
御嶽山火山防災マップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・東京工業大学
・名古屋大学
・高山地震観測所

付近の気象官署
・長野地方気象台
・松本測候所
・岐阜地方気象台
・高山測候所



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