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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-雌阿寒岳(めあかんだけ)-
1.火山の緒元
火山名 雌阿寒岳
地 域 北海道東部
標 高 1,499m
北 緯 43°23' 03''
東 経 144°00' 46'
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2.雌阿寒岳の概要
北海道の東部、釧路市の北西側に位置する雌阿寒岳は、長径(北東〜南西)24km、短径13kmの阿寒カルデラの南西壁上に生じた安山岩(SiO252〜63%)の多数の小火山で構成されています。中央部のナカマチネシリ火口と山頂のポンマシネチリ火口は硫気活動が盛んで、記録された火山活動は、この両火口からの水蒸気爆発、マグマ水蒸気爆発です。また、山腹・山麓にも硫気孔・温泉が多く見られます。

3.雌阿寒岳火山の形成史
雌阿寒岳火山は、よくは解ってはいませんが、5万年前〜?や2万年前〜?とされています。その形成の過程は3期に分けられていて、溶岩の噴出、火砕流、降下軽石、スコリアの噴出、火山泥流の発生などが、堆積物の観察からわかっています。有史以降の噴火は水蒸気爆発が中心で、噴火に伴って火山灰をだしています。

4.最近の噴火活動
1998年11月9日(平成10年)
14時42分頃に噴火。噴火時は曇のため噴煙は観察されませんでしたが、その後観測された噴煙は高いときには600〜700m、通常は200〜400mでした。噴火に伴う火山性微動が4分間観測されました。降灰の調査によると総噴出量は約千トンと見積もられています。

2006年3月21日噴火
雌阿寒岳では2006年2月18日から火山性地震と火山性微動が観測されました。その後、2006年3月21日には継続時間242分の火山性微動が発生し、気象庁の監視カメラで噴煙が確認されました。噴火に伴い山頂の北西斜面に新たな火口が形成され、山腹まで流下して停止した二筋の泥流が確認されました。噴火による火山灰は主に南東方向に飛散し、釧路市などで微量の降灰が確認されました。


北西上空から見た雌阿寒岳:火山Vol.51 No.5 (2006)
5.噴火様式と噴火災害の特徴
1952年から1965年の間は噴火活動が盛んで、ほぼ1年から2年間隔で爆発、小爆発を繰り返しています。その後は、1982〜83年、1987年、1998年に噴火活動がありました。活動が比較的静穏な時期でも、鳴動や火山性の群発地震が発生します。この地震活動や鳴動は太平洋側で発生するプレート型の地震と連動して活性化する事例も見られます。

6.噴火実績図

7.ハザードマップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・北海道大学
・地質調査所
・東京工業大学

付近の気象官署
・釧路地方気象台
・網走地方気象台



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