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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-十勝岳(とかちだけ)-
1.火山の緒元
火山名 十勝岳
地 域 北海道中部
標 高 2,077m
北 緯 43°24' 56''
東 経 142°41' 25''
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2.十勝岳火山の概要
北海道の中部、石狩山地の南西部に位置する十勝岳火山は、最高峰の十勝岳(溶岩円頂丘)と、その周囲にある前富良野岳、富良野岳、上ホロカメトック山、美瑛岳、オプタテシケ山など多数の火山で構成される火山群です。マグマの性質は玄武岩〜安山岩(SiO2 47〜64%)です。十勝岳の北西側には新期のグラウンド火口、中央火口丘、摺鉢火口丘などがあります。また、旧噴火口(通称安政火口*)、1926年噴火の大正火口(新噴火口)、1962年噴火の火口(62-1及び62-2火口)では噴気活動が盛んです。注*安政年間に噴火した証拠はありません。

3.十勝岳火山の形成史
十勝岳火山の噴火史を図に示します。おおきく、古期・中期・新期の火山群に区分され、最高部(十勝岳)は中期の最後に形成した溶岩円頂丘です。歴史時代の主な噴火には1857年(安政)、1887年(明治)、1926年(大正)、1962年(昭和)、1988〜1989年(昭和〜平成)の噴火が記録されています。

4.最近の噴火活動
最近の十勝岳の噴火は1988年12月16日〜翌年3月5日にかけて起こりました。噴火は62-恐亳(1962年噴火の第2火口の意)からの水蒸気爆発から始まり、マグマ水蒸気爆発、火砕流、火砕サージが発生し、帯広から網走にかけて広い範囲で火山灰の降灰がありました。この噴火は冬季に発生しましたので、火山泥流の発生が心配されましたが、幸いなことに大きな火山泥流は発生しませんでした。また、2004年2月25日ごく小規模な噴火が発生し、4月19日には有色噴煙が確認されました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
十勝岳では、爆発によるスコリア、噴石、火山灰の噴出や、火砕流、溶岩流の流下などが起こっています。また、冬季の積雪期に活動が起こると、噴火の熱で大量の雪を溶かし、大規模な泥流が発生する事もあり、下流の美瑛町、上富良野町で多くの死傷者を出したこともあります(1926年の噴火)。

6.噴火実績図

7.ハザードマップ
十勝岳火山噴火による泥流危険予測図

8.観測施設および付近の気象官署
観測施設
・北海道大学
・地質調査所
・東京工業大学

付近の気象官署
・釧路地方気象台
・網走地方気象台




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