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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-樽前山(たるまえさん)-
1.火山の緒元
火山名 樽前山
地 域 北海道南部
標 高 1,041m
北 緯 42°41' 17''
東 経 141°22' 49''
'位置図へ

2.樽前火山の概要
樽前火山は、北海道中西部、札幌市の南側にある支笏湖の南東側のカルデラ壁に生じた火山です。マグマの性質は、安山岩(SiO256〜61%)で、山頂部に南北1.2km、東西1.5kmの外輪山があり、その中に低い中央火口丘がある複式火山です。この中央火口丘の火口内には1909年に溶岩円頂丘が生じ、今も噴気・地熱が認められています。

3.樽前火山の形成史
およそ4万年前頃、大規模な火砕流を噴出する活動で支笏カルデラ(支笏湖)が作られました。その後、カルデラの縁にの恵庭火山、風不死火山、樽前火山があいついでできました。噴出物の層序や山体の浸食から、樽前火山はこれら三つのうちもっとも新しく作られた火山と考えられています。樽前火山の活動は、約9,000年前から始まり、その後6,000年ほどの休止期を挟んで、約3,000年前、江戸時代、明治時代に大きな噴火を起こしています。

4.最近の噴火活動
樽前山の最近の噴火としては、1978年の活動と1980〜1981年の小規模な活動がありました。これらの活動では火山灰を山頂部や山腹部に降らせています。また、噴火ではありませんが、火山性の地震が頻発する活動や、溶岩ドーム周辺の地熱地帯の温度が上昇する地熱活動も見られます。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
樽前山の火山活動では、大規模な軽石、火山灰を噴出するプリニアン噴火が数千年間隔で(この間隔については大きな噴火間隙が2回しかないので極めて大ざっぱな値ですが)発生しています。また、もう少し短い数十年の間隔で比較的小規模な火山灰を降らせる活動があり、場合によっては火砕流、火砕サージも発生し、溶岩ドームを形成する溶岩の活動も見られます。

6.噴火実績図
樽前山の降下火砕物の分布(等層厚線図)

7.ハザードマップ
樽前山のハザードマップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・北海道大学
・東京工業大学
・地質調査所

付近の気象官署
・室蘭地方気象台
・苫小牧測候所



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