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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-秋田焼山(あきたやけやま)-
1.火山の緒元
火山名 秋田焼山
地 域 秋田県東部
標 高 1,366m
北 緯 39°57' 40''
東 経 140°45' 38'' 位置図へ

2.秋田焼山火山の概要
秋田県の東部、岩手県との県境にほど近い位置にある秋田焼山は、直径約7km、比高約700m、緩い傾斜(15゚以下)の山体からなる小型の成層火山です。山頂には東方向に開いた直径600mの山頂火口(外輸山)があり、焼山山頂はその南西縁にあたります。また、この山頂火口内には2個の溶岩ドームがあります。主山体の東側には側火山栂森(つがのもり)があり、その中央火口丘国見台から東に溶岩が流出しています。また、主山体南側にも側火山の黒石森があります。秋田焼山とその東にある八幡平火山の周辺には、数多くの温泉があり、火山の熱を利用した地熱発電の施設もあります。

3.秋田焼山火山の形成史
秋田焼山の火山活動は古期・中期・新期の三つに大別できます。古期の活動は安山岩溶岩流の活動を主体とし火砕流を少量伴った活動で、溶岩の年代測定結果では約30〜50万年前の年代が出ています。中期には安山岩質の溶岩流と火山砕屑物の噴出によって、成層火山体が形成されました。中期の活動の開始時期はよくわかっていませんが、少なくとも3万年よりも前であると考えられています。 新規の活動は山頂部の溶岩ドームの形成です。その一つである鬼ケ城溶岩ドームは比高が100m、径が200mの秋田焼山山頂部のドームで、秋田焼山のもっともあたらしい溶岩です。このドームの岩石から5000年前の年代値が得られています。

4.最近の噴火活動
秋田焼山の最近の活動はとしては、1997年5月11日に北麓の澄川温泉で発生した大規模な地すべりとほぼ同時に発生した水蒸気爆発の活動がありました。このときには、5月4日頃から地すべりの前兆現象がはじまり、 11日の朝8時頃、地すべりが発生、澄川温泉は完全に破壊されました。 地滑りの末端部から発生した岩屑なだれは約2km下流まで流下して、赤川温泉を破壊し、国道341号線も寸断されました。しかし、 避難が間にあったため、死者・負傷者はありませんでした。また、澄川温泉の地すべりから3ヶ月後の1997年8月16日には、山頂部で水蒸気爆発が発生し、火山灰の降下や泥の噴出が見られました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
山深い奥羽山脈の奥にあるためにあまり噴火の記録が残っていないが、最近見られる噴火はみな水蒸気爆発です。爆発の際には、火山灰の降下や噴石の放出が見られ、1949年や1997年の活動では泥の噴出が見られました。周辺に温泉が多く、火山体が温泉変質を受けて非常に脆くなっている場所が多く、地すべりや斜面の崩壊、土石流などの災害も多く起こっています。

6.噴火実績図
熊沢地滑り地形分類図

7.ハザードマップ
秋田焼山火山防災マップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測施設
・東北大学
・秋田大学
・地質調査所

気象官署
・秋田地方気象台



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