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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-鳥海山(ちょうかいさん)-
1.火山の緒元
火山名 鳥海山
地 域 秋田・山形県境
標 高 2,236m
北 緯 39°05' 47''
東 経 140°03' 08''
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2.鳥海山の概要
山形県の北、秋田県境に位置する鳥海山は、山体の直径が東西21km、南北21kmと非常に大きな山体を持つ二重式の成層火山です。地形的には、なだらかで侵食が進んだ西鳥海山とやや急峻で新しい溶岩地形をもつ東鳥海山に二分され、それぞれの山頂部に山体崩壊によって生じた馬蹄形カルデラがあります。山体北麓の由利高原や、象潟の周辺には、山体崩壊によって崩れた堆積物が分布していて、多くの流山地形が残っています。

3.鳥海火山の形成史
鳥海火山の活動史は大きく3期に区分されています。第1期は鳥海火山の主山体を形成した活動期。第2期は溶岩が西鳥海山の表面を覆った活動期。そして、第3期は山体東部に円錐形の東鳥海山が形成された時期(西鳥海山山腹の猿穴火口からの溶岩流を含む)です。約2,600年前、東鳥海山の山頂部が崩壊して岩屑なだれが北から北西に流下し、北に開く馬蹄形カルデラが作られました。象潟、由利高原に分布する多数の流れ山はこの活動でできた地形です。同カルデラ形成後、カルデラ内山頂部付近の活動が続き、溶岩流がカルデラの約1/3を埋積しました。東鳥海山の2つの中央火口丘のうち、新山は、1801年の噴火で生じた溶岩円頂丘です。

4.最近の噴火活動
鳥海山の噴火活動は古文書などに多くの記録が残されていますが、このうち比較的信頼できるものは810年〜823年の間、871年、915年、939年、1560年、1659年〜1663年、1740年〜1741年?、1792年、1800年〜1804年、1821年、1834年、1974年の12回です。

1974年(昭和49年)の噴火
3月1日から新山の東側火口で噴火を開始しました。水蒸気爆発による噴煙が上がり、降灰があり、6日には泥流が発生しました。4月8日から新山西側及び荒神ケ岳の割れ目から噴煙を出し、4月24日に再び泥流が流下しました。降灰は北方26kmまで到達し、噴出物の総量は約1×105m3と見積もられている。5月8日の噴煙を最後に噴火活動は弱まっていきました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
最近の噴火活動の特徴は、噴火の起こる場所が東鳥海火山の馬蹄形カルデラ内に限られていることです。また、弱い噴気から噴火が始まり数日〜数ヶ月の後に爆発的噴火になる特徴があり、火山灰の降灰、泥流の流下による被害も見られます。1801年の噴火では、噴石により8名の登山者が死亡しています。山体崩壊による岩屑流の発生や溶岩円頂丘の形成、溶岩流の流下も見られます。

6.噴火実績図

7.ハザードマップ
鳥海山ハザードマップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・東北大学
・山形地方気象台
・秋田大学
・東京大学

付近の気象官署
・秋田地方気象台
・山形地方気象台
・酒田測候所



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