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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-蔵王山(ざおうさん)-
1.火山の緒元
火山名 蔵王山
地 域 宮城・山形県境
標 高 1,841m
北 緯 38°08' 26''
東 経 140°26' 34''
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2.蔵王火山の概要
宮城県と山形県の県境に位置する蔵王火山は、鳥兜山、地蔵岳、熊野岳、五色岳、中丸岳、苅田岳など複数の火山体が集合する成層火山群です。そのマグマの性質は玄武岩〜安山岩質(SiO249〜64%)です。これらの火山体は別名「中央蔵王」と呼ばれ、その北西側には中央蔵王よりも古い山体である、滝山火山(別名「西蔵王」)、南側には南蔵王火山が分布しています。山体の上部を形成する熊野岳(最高峰)・刈田岳の東側には東に開いた直径2km程度の馬蹄形カルデラがあり、その中に現在最も活動的な五色岳とその火口湖である「御釜(別名五色沼)」が形成されています。周囲には温泉が多く分布していています。

3.蔵王火山の形成史
蔵王火山の形成史は、おおきく第鬼、第挟、第郡の3期に分けられていて、第鬼は丸山沢火山噴出物(凝灰岩、集塊岩、溶岩などからなる)を出した時期で、更新世中期の約50万年前までの活動です。第挟は鳥兜山、地蔵岳、熊野岳、中丸岳、苅田岳などの火山体の形成期で、約35万年前から8万年前までの活動です。第郡は、馬蹄形カルデラの形成以降、現在までの活動期で、五色岳や御釜火口が形成されました。文献に残されている噴火記録の最も古いものは1230年(寛喜2年)の噴火です。これらの噴火記録によると西暦1600年代と1800年代は噴火の頻度が高かった様で、1600年代には8回、1800年代には15回の噴火記録があります。1900年代に入ってからの噴火は1940年(昭和15年)の小噴火の一回だけで、噴火の頻度は少なくなっていますが、御釜の湖水の沸騰やガスの噴出、群発地震などが多く見られ、活動は依然活発といえます。

4.最近の噴火活動
1895年(明治28年)の噴火では、2月12日頃から火口付近で有感地震が始まりました。次いで、2月15日に噴火が発生し、鳴動、白煙が見られました。また、御釜の湖水が沸騰し、下流の河川で川魚に被害が出ました。19日にも爆発があり、やはり御釜が沸騰し、河川の増水や有毒ガス発生が見られました。その後、活動は9月まで続きました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
最近の蔵王火山の噴火活動は五色岳周辺の活動で、被害を伴った噴火は御釜の内外で発生しています。噴火では火山灰、噴石の降下などで被害が発生しています。また、御釜からの湖水の氾濫や、火山灰堆積後の降雨や冬季の融雪にともない泥流が発生する可能性もあります。

6.ハザードマップ
蔵王山火山防災マップ

7.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・東北大学
・山形大学

付近の気象官署
・仙台管区気象台
・山形地方気象台



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