防災展示場
消防防災GIS
災害写真データベース

日本の火山・世界の火山

日本の火山情報  火山現象の解説  火山災害の解説  世界の主要火山災害  リンクページ  用語集

日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-那須岳(なすだけ)-
1.火山の緒元
火山名 那須岳
地 域 栃木・福島県境
標 高 1,915m
北 緯 37°07' 18''
東 経 139°57' 58''
'位置図へ

2.那須火山の概要
栃木県の北部、福島県境に位置する那須火山は、朝日岳、茶臼山、南月山、黒尾谷岳等の山体が連なる、南北に細長い火山体です。その主峰である茶臼山は、現在も活動を続けている最も新しい溶岩ドームで、山頂部に直径約100mのオハチ火口、その西側には無間地獄と呼ばれる爆裂火口を持っています。雄大な火山の恵みが手軽に楽しめる那須火山は、茶臼山の九合目まで一気に登れるロープウェイもあり、観光シーズンには多くの観光客が訪れています。また、那須火山の東南側の山麓には、那須湯本温泉や板室温泉の温泉地や、別荘地、牧場等の観光施設があり、皇室の那須のご用邸があることでも有名です。那須湯本温泉には殺生石と呼ばれる火山ガスの噴出地帯もあります。

3.那須火山の形成史
那須火山の形成は、初めに朝日岳や南月山、黒尾谷岳等の古希火山体が作られた後、約3〜4万年前に現在茶臼山がある位置にあった火山体が大崩壊しました。この崩壊堆積物は、岩屑なだれとなって流れ下り、現在の東北自動車道の辺りまで達しています。この山体の大崩壊の後しばらくは噴火活動はなかったようですが、約1万5千年ほど前に茶臼山野市で活動が始まり、火砕流や溶岩流が流下しました。1万年〜5千年前頃には小規模な火砕流を伴って5〜6条の溶岩流が流出し、現在の茶臼山の溶岩ドームはその最後の溶岩ドームが残っているものです。

4.最近の火山災害
那須火山の噴火記録は1404年(応永11年)の記録が最も古く、その後、1408年、1410年、1846年、1881年、1953年、1960年、1963年に噴火の記録があります。このうち1410年の噴火では多くの死者を出す被害が出ています。

1410年(応永17年)噴火
噴火活動に伴って、噴石や埋没(山崩れが起こったものか?)によって死者180余名を出し、牛馬に多数の被害が出ました。

1953年(昭和28年)小噴火
10月24日と同29日に旧火口より噴火が起こり、これに伴う降灰が南側6kmまで及びました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
有史以後の噴火は茶臼山周辺で発生していて、その活動は主として水蒸気爆発です。これに伴って火山灰、噴石を放出し、風下側では降灰による被害も出ています。

6.噴火実績図
茶臼岳火山の地質概略図

7.ハザードマップ
那須岳火山防災マップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・ 防災科学技術研究所
・ 東京大学
・ 地質調査所

付近の気象官署
・ 宇都宮地方気象台
・ 那須岳火山測候所
・ 福島地方気象台
・ 白河測候所



日本の火山情報
雌阿寒岳 十勝岳 樽前山 有珠山 北海道駒ヶ岳
岩木山 秋田焼山 岩手山 秋田駒ヶ岳 鳥海山
蔵王山 吾妻山 安達太良山 磐梯山 那須岳
草津白根山 浅間山 新潟焼山 焼岳 御嶽山
富士山 伊豆東部火山群 伊豆大島 三宅島 九重山
阿蘇山 雲仙岳 霧島山 桜島



リストに戻る