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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-草津白根山(くさつしらねさん)-
1.火山の緒元
火山名 草津白根山
地 域 群馬・長野県境
標 高 2,171m
北 緯 36°37' 11''
東 経 138°32' 06''
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2.草津白根火山の概要
草津白根火山は群馬県の北西部、吾妻川を挟んで南の浅間火山と相対する位置にある火山です。この火山は基盤山地の肩付近を噴出源とするために、非対称で東方向に延びた形をしています。比較的なだらかな山頂部には、白根山や本白根山等の火砕丘群が南北に並び、水釜、湯釜、涸釜などの火口がいくつも分布しています。また、東から南方向には安山岩質の溶岩流がいくつも流下していて、複雑な地形を呈しています。東側に流れた溶岩流(殺生溶岩)の末端の東側には、観光地としても有名な草津温泉郷があり、多くの人々に火山の恩恵を与えています。

3.草津白根火山の形成史
草津白根火山の活動は、3つの活動期に区分されています(草津白根火山の活動史図を参照)。第1期の活動は、約60万年に形成された松尾沢火山の活動で、安山岩質溶岩と火山砕屑物を噴出して小型の成層火山を作りました。第2期の活動は、約55万年前〜30万年前で、大規模な火砕流の噴出(太子(おおし)火砕流堆積物など)や厚い安山岩質溶岩を東から南方向に噴出しました。その後20〜30万年間の活動の休止期を挟んで、約16,000年前から第3期の活動が始まりました。第3期の活動は主として山頂部での活動で、白根火砕丘や本白根火砕丘の単成火山を形成し、新期の溶岩流(殺生溶岩など)をやはり東から南方向に噴出しました。また、水釜や湯釜などの火口も第3期の活動で形成されました。

4.最近の火山災害
草津白根火山では、主として有毒ガス(硫化水素など)による災害が発生しています。また、山頂付近では、水蒸気爆発による建物被害や、死傷者が出た記録もあります。
1971年12月27日(昭和46年)火山ガス噴出 温泉ボーリングの掘削孔からの有毒ガスのガス漏れにより、6名が中毒死しました。
1976年(昭和51年)噴火
3月2日に水釜で小規模な水蒸気爆発が発生し、同年8月3日には本白根山白根沢(弁天沢)で滞留した火山ガスにより登山者が3名死亡しました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
有史以後の噴火は山頂周辺でおきていて、水蒸気爆発による火山灰、噴石を噴出しています。また、山体の各所で硫黄の流出や、火山ガスの噴出があり、死者も出ています。草津温泉などでは、活動が活発化すると温泉の温度が上昇することもあります。泥流が発生した記録もあり、「草津白根山火山防災マップ」では、湯釜の火口壁が崩れて泥流がおきることも念頭に入れてハザードマップが作られています。

6.噴火実績図

7.ハザードマップ
草津白根山火山防災マップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・ 東京工業大学草津白根火山観測所
・ 東京大学地震研究所浅間火山観測所
・ 上智大学
・ 地質調査所

付近の気象官署
・ 前橋地方気象台



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