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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-九重山(くじゅうさん)-
1.火山の緒元
火山名 九重山
地 域 大分県南西部
標 高 1,791m
北 緯 33°04' 57''
東 経 131°15' 05''
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2.九重火山の概要
大分県の西部、九重町と久住町をまたぐように位置する九重火山は、九重連山、九重連峰ともいわれ、溶岩ドームと火砕流台地を主体とする火山群をなしています。中岳、久住山、星生山など1000mを越える山が35峰あり、最高峰は中岳(1791m)で九州本土の最高峰です。九重火山の地形は複雑で、地形的には湧蓋山系、久住山系、大船山系の3つの地域に分けられます。また、多くの峠や温泉、広大な高原や湿原があり、変化のあるさまざまな自然を楽しむことができます。山内には天然記念物のミヤマキリシマやコケモモ、イワカガミなどの群落があり、シーズンには見事な花を咲かせます。

3.九重火山の形成史
九重火山の層序と噴火史を図に示します。久住火山は約15万年前から活動を開始し、過去に大規模な火砕流を3回噴出しました。このうち最新の火砕流は約7〜8万年前に噴出した飯田火砕流堆積物で飯田高原の火砕流台地を形成しました。飯田火砕流の活動の後、現在の九重火山を形成する溶岩ドームが次々に形成されました。層序学的にを比較すると中央部の久住山系より東側の大船山系のほうが新しく、最も東側に位置する黒岳の活動は約1700年前と非常に新しい火山です。歴史時代の噴火活動は1662年(寛文2年)、1675年(延宝3年)、1738年(元文3年)に古記録があり、1995年(平成7年)には、九重山の山腹で噴火活動が観測されました。

4.最近の噴火活動
1995年(平成7年)の噴火活動
1995年10月11日、九重火山は久住山の東側山腹の通称"硫黄山"の付近から、333年ぶりに噴火活動を始めました。小規模な水蒸気噴火でしたが、東西約400mの割れ目火口を形成し、火山灰は熊本市まで到達しました。この噴火は、その後穏やかになっていますが、硫黄山周辺では硫黄鉱山の煙道跡からの噴気が活発化し、それまで噴気活動が認められなかった地点からも蒸気が上がるようになりました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
九重火山の活動では、様々なタイプの噴火活動が発生しています。1995年の活動のように割れ目火口からの水蒸気噴火では、火口周辺の噴石の降下や、風下側への火山灰の降下が見られます。また、約1700年前の黒岳の活動では、溶岩ドームが形成され、山麓部には火砕流が流下しています。約2000年前の米窪火口の爆発的な噴火では、玄武岩質のスコリアを噴出しています。

6.噴火実績図
1995年九重火山噴火の写真

7.ハザードマップ
くじゅう山系火山防災マップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・京都大学
・地質調査所

付近の気象官署
・大分地方気象台
・阿蘇山測候所




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