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日本の火山情報

解説 山体写真 位置図 ハザードマップ 噴火実績図 出典
解説-桜島(さくらじま)-
1.火山の緒元
火山名 桜島
地 域 鹿児島県中部
標 高 1,117m
北 緯 31°35' 06''
東 経 130°39' 25''
'位置図へ

2.桜島火山の概要
鹿児島県の中部、錦江湾北部の湾内に位置する桜島は、現在も盛んに噴火を繰り返している活動的な火山です。桜島は東西12.2km、南北9.5kmと楕円形の形状をしています。その山頂部には最高峰の北岳(1117m)と現在活動中の南岳(1040m)のピークがあり、山麓部には多くの側火山が分布しています。南岳の噴火口は約50万人の人口を擁する鹿児島市の市街地まで約10kmという近距離にあります。桜島は市内からのアクセスも容易なため鹿児島観光の目玉となっていますが、噴火による降灰の被害も与えています。

3.桜島火山の活動史
桜島の活動は大きく、古期北岳の活動、新期北岳の活動、南岳の活動の3期に分けられています。約2万5000年前、姶良カルデラ(現在の錦江湾の北部)で大規模な火砕流(入戸火砕流)の活動があり、姶良カルデラが形成されました。約2万2000年前、この姶良カルデラの南側のカルデラ縁で古期北岳の活動が始まりました。古期北岳の活動は約2000年続き、その後休止期に入りました。約1万1000年前、新期北岳の活動が始まり、今活動は約4500年前まで続きました。約4000年前、北岳の山体の南側斜面より南岳の活動が始まり、この活動は現在まで続いています。

4.最近の火山災害
歴史時代の桜島の活動は多くの古記録に残っています。このうち大規模な噴火は764年(天平宝字8年)、1471年(文明3年)、1779年(安永8年)、1914年(大正3)年、1946年(昭和21年)の各噴火です。

1779年(安永8年)の噴火
通称「安永大噴火」。噴火の数日前から地震が頻発し、当日朝から海岸部の井戸が沸騰して流出しました。11頃から南岳山頂から白煙が上がり、14時頃南岳南側中腹から黒煙が上がり爆発が発生しました。16時頃さらに北東側中腹から噴火が始まりました。この噴火では南側と北東側に溶岩流が流下し、死者150余名の大きな被害が出ました。

1914年(大正3年)の噴火
通称「大正大噴火」。1月10日から地震が始まり、12日には島の南岸で熱湯が噴出しました。12日10時頃から西側中腹噴火が始まり、10分後南東側中腹からも噴火が始まりました。13日20時頃から溶岩流が流出し、島の西側及び南東側に流下しました。南東側の溶岩流は脇、有村、瀬戸の3ヶ村を埋没し、海を埋め立てて桜島を「島」から「半島」に変えました。地震、噴火による被害は村落埋没、全壊家屋120棟、死者58名、負傷者112名で、農作物にも大きな被害が出ました。

5.噴火様式と噴火災害の特徴
桜島の最近の噴火活動では、火山灰、噴石の降下により農作物、家屋、自動車のガラスなどに被害が出ています。また、空震(爆発に伴う衝撃波)によって家屋等のガラスが割れる被害も発生しています。噴火後の降雨時には、山麓部に堆積した火山灰が土石流となって流下し、下流側に被害を与える事もあります。噴火は山頂火口だけでなく、側噴火や、海底で噴火が起こる事もあります。

6.噴火実績図
桜島の溶岩流分布図

7.ハザードマップ
桜島火山防災マップ

8.観測施設および付近の気象官署
観測機関
・京都大学防災研究所
・桜島火山観測所
・鹿児島大学理学部
・桜島火山観測所
・海上保安長水路部
・地質調査所
・東京工業大学
・上智大学
・気象研究所

付近の気象官署
・鹿児島地方気象台



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