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豊島区池袋本町地区防災生活圏事業




池袋本町防災まちづくりの会(東京都豊島区)



事例の概要

1.経緯
 平成6年度豊島区において、防災生活圏事業地区選定調査が行われ、区内でも災害危険の高い地区の1つとして池袋本町地区が選定された。
 平成7年度に地区内の住民(8つの町会と商店会からの推薦と公募)による「池袋本町防災まちづくりの会」が結成され、災害に強いまちづくりを目指している。

2.内容
(1)定例会議
「池袋本町防災まちづくりの会」では、水利部会、救援救護部会、広報部会、道路部会、防災センター・避難場所部会があり、月1回の定例会で災害に強いまちづくりについて検討を進めている。
(2)まちづくりニュースの発行
 これまでの事務局((財)豊島区街づくり公社)主体から、広報部会の自主編集(第11号から)によって、防災まちづくりニュースの発行(現在15号)が行われている。
(3)防災井戸広場・民間井戸の整備
 平成9年度から、地区内の公立の小中学校(3校)に耐震性のある深井戸と防火水槽・防災資器材(D級ポンプ等)を備えたミニ広場を整備中である。地区内にある民間井戸(災害時協力)のサインも地区の公募から採用している。(3箇所計画中現在2箇所完成、1箇所工事中)
(4)防災イベントの開催(池袋本町防災まちづくり祭)
 3回目のイベントが平成11年5月8日に開催された。3回目は、次の6つの企画から構成されている。
「見る」展示コーナー(こども防災ポスターコンクールなど)
「体験する」訓練コーナー(起震車・煙体験・応急救護訓練・消火訓練)
「まわる」スタンプラリー
「食べる」模擬店コーナー(町会に協カ要請)
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 スタンプラリーの特徴は、1.地区内の災害時に役立つ施設を巡ること。2.各施設で防災訓練や防災に関する問題をクイズ形式で出題する。この2点を組み入れ、レクリェーションを通して、地区内の防災施設や防災知識の普及を図るものである。

3.特色
 住民主体となった継続性のある防災まちづくりを目指し、8町会が協力し地域で一体となった街づくりをすすめている。ニュースの発行、井戸広場の整備、イベントの開催などできるところから実践している。



訓練風景


井戸広場

防災まちづくり祭



防災まちづくりの会



苦労・成功のポイント

 苦労・成功のポイントは、以下のとおりである。また、会としての「やる気」の継続がなによりも重要である。
1.日ごろから防災意識の高い地区であること。

2.各委員に防災生活圏事業の目的を伝え、理解していただき、自発的な協力を引き出すこと。

3.定期的に集まり、話合うこと。

4.会の意見を受け止め、出来る所から目に見える成果を出すこと。



成果・展望

 防災井戸広場は地域で自由に使える災害時の水利として、日常も地域の防災まちづくりの意識啓発に重要な役割を果たしている。
 学校統廃合による跡地利用や社宅移転によるまちづくり用地の利用計画など、現在、地区内では大きな整備課題に直面している。地域の意見を集約し、これらの用地を防災拠点として整備していくことがこれからの会の展望である。



実施期間

 平成5年〜継続中



事業費

 平成11年度経費:23,261千円(豊島区)、6,761千円(東京都)



団体の概要

 会員数:43名