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応急手当の基礎知識

その他の応急手当の基礎実技


7. 熱傷(やけど)に対する応急手当 (1) (2) (3) (4)

(1) 熱傷(やけど)の程度を調べる
●熱傷の程度は、熱傷の深さ(皮膚の状態)と熱傷の広さから判断する。
●熱傷の深さ(皮膚の状態など)を調べる。
・赤いか(1度)
・水疱か、水疱が破れた状態か?(2度)
・白っぽいか?(3度)
●熱傷の広さを調べる。
・簡単な方法として、手掌法がある。傷病者の片手の手のひらの面積が体表面積の1%と考えて、熱傷 の面積を調べるものである。

ポイント
・熱傷の程度が次の場合は、「重症の熱傷」であり、直ちに救急車を呼び、専門医による処置を受ける 必要がある。
・2度の熱傷で、体表面積の30%以上の熱傷
・3度の熱傷で、体表面積の10%以上の熱傷
・顔の熱傷で、・度の熱傷または鼻毛が焦げたり痰が黒色になっている熱傷(気道熱傷)
・老人や乳児では、熱傷の広さが狭いときでも、重症となる場合がある。
図63

(2) 比較的軽い熱傷(1 度の熱傷、狭い面積の2度の熱傷)のとき
●できるだけ早く、きれいな冷水で15分以上痛みがなくなるまで冷やす。
●十分冷やしてからきれいなガーゼを当て、三角巾や包帯などをする。

ポイント
・靴下など衣類を着ている場合は、衣類ごと冷やす。
・1度で広い範囲の熱傷の場合は、冷やすときに体が冷えすぎないように注意する。
・水疱を破らないように注意する。
・薬品を塗ってはならない。
図82

(3) 重症の熱傷のとき
●広い範囲の熱傷の場合は、きれいなシーツ等で体を包む。
●3度の狭い範囲の熱傷の場合は、きれいなガーゼやタオル等で被覆する。

ポイント
・重症の熱傷のときは、冷やすことに時間を費やさずに、できるだけ早く専門医の処置を受ける必要が ある。
図83

(4) 化学薬品による熱傷のとき
●衣服や靴などを早く取り除く。
●体についた薬品を水道水等で20分以上洗い流す。
●目に入った場合は、水道水等で20分以上洗い流す。
●熱傷したところを、きれいなガーゼやタオル等で被覆する。
ポイント
・薬品を洗い流す場合は、ブラシ等でこすってはならない。
・化学薬品に限らず目の熱傷の場合は、絶対に目をこすってはならない。
図84

図85


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