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応急手当の基礎知識

その他の応急手当の基礎実技


4.搬送法

傷病者の搬送は、応急手当がなされた後に行うものである。傷病者に苦痛を与えず安全に搬送することが大切である。

(1) 担架搬送法
担架搬送は、傷病者の応急手当を行った後、保温をして、原則として足側を前にして搬送する。搬送中は、動揺や振動を少なくする必要がある。

(2) 徒手搬送法
担架等が使用できない場所で事故現場から他の安全な場所へ緊急に移動させるために用いられる。

ポイント
・徒手搬送は、いかに慎重に行っても傷病者に与える影響が大きいことを認識して、必要最小限度にとどめるべきである。

1名で搬送する方法
●背部から後方に移動する方法で、おしりをつり上げるようにして移動させる。
●背負って搬送する方法で、傷病者の両腕を交差または平行にさせて、両手を持って搬送する(図70)。
●横抱きで搬送する方法で、小児、乳児や小柄な人は横抱きにしたほうが搬送しやすい(図71)。
●毛布、シーツを利用する方法で、傷病者の胸腹部を圧迫することが多いので注意する。

ポイント
・傷病者の状態、けがの部位や病気の種類により、最も適切な方法で運ぶ。
・やむを得ない場合にとどめ、努めて複数の者による搬送を心がける。
図69

図70

図72 図71

2名で搬送する方法
●傷病者の前後を抱えて搬送する方法(図73)
●手を組んで搬送する方法(図74)

ポイント
・傷病者の首が前に倒れるおそれがあるので、気道の確保に注意する。
・2名がお互いに歩調を合わせ、搬送に際して傷病者に動揺を与えないようにする。
図73 図74

3名で搬送する方法
●3名で搬送する場合の注意事項
・足側の膝をつき、頭側の膝を立てて折り膝とする。
・両腕を傷病者の下に十分入れる。
・3名が同時に行動する。
図75 図76


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