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5 火山地域の地盤災害

火山地域の土石流、斜面崩壊

 噴火直後の火山でなくても、火山噴出物によって構成される地盤は不安定で、比較的少量の降水でも崩壊、土石流等の地盤災害を起こしやすい。
 妙高火山は約2700年前より噴火活動しておらず、砕屑物は供給されていない。しかし1814年(文化11年)から1978年(昭和53年)まで計8回の土石流・泥流を発生している。桜島のように現在も活動中の火山では特にこの傾向が著しく、土石流による被害が頻発しており、河川は荒廃している。
 南九州のシラス台地で頻発する崖崩れも、火山地域独特の地盤災害といえる。シラスは軽石流堆積物で水を多量に含むと崩れやすい。そのため豪雨のたびに崩壊し、多数の死傷者を出している。
 また富士山の大沢崩れ、落石等も火山体の不安定さに起因する地盤災害であり、その例は各地の火山にみられる。
 図1.5.3および表1.5.1は、桜島における土石流災害の例である。
図1.5.3 桜島の土石流分布図
表1.5.1 桜島における土石流による被害状況

*8 鹿児島県防災会議:桜島爆発災害対策細部計画,1979