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4 火山活動に伴う二次的災害

火山活動に伴う津波 (1792年(寛政4年)島原大変)

 1792年(寛政4年)島原半島前山(眉山)が、2回の火山性地震のため崩壊し、崩壊した土砂が海に流れ込み津波を発生させた。この結果、島原側と熊本側合わせて死者約1万5千人という大災害を引き起こした。崩壊に先立ち、いくつかの火山活動が島原半島を西から東へ順に横切るように起こっている。この一連の活動は、同一のマグマだまりから供給されたマグマに起因すると考えられ、最後に眉山崩壊を引き起こした(図1.4.3)。
 島原側では崩壊および津波の被害、熊本側では津波の被害が生じた。しかし熊本側の干潟の発達する部分では、干潟が防波堤の役割をはたし、比較的被害は小さかった(図1.4.4)。
 火山活動の際の山体崩壊が津波を引き起こした例は、他に1640年(寛永17年)の北海道駒ヶ岳,1741年(寛保元年)の渡島大島が知られ、ともに多数の死者を出す大災害となっている。また、海面下浅いところでの海底火山の噴火が津波を発生させる可能性がある。
図1.4.3 島原市街地における被災率分布
図1.4.4 被災率分布と干潟