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4 火山活動に伴う二次的災害

火山性地震による被害

 火山性地震は、震源が火山直下1〜20km程度にあり地震波の性質などが一般の地震と似たA型地震、火口付近の浅いところ(1km以浅)で発生するB型地震、噴火と同時に発生する爆発地震とに区別される。A型地震は一般の地震と同様P波とS波が明瞭であり、ほとんどの場合マグニチュードが3未満の微小な地震であるが、大きなものでも通常は6以下である。B型地震は初動の立ち上がり及びS波が不明瞭で、マグニチュードが極めて小さい微小地震である。A型、B型とも群発することが多い。爆発地震のマグニチュードは噴火のエネルギーと比例し、エネルギーが大きいブルカノ式噴火の際に顕著である。浅間山噴火の際は常にB型地震より大きい。
 火山性地震の多くはマグニチュードが小さいため、火山性地震そのものが被害をもたらすことは少ない。しかし、1914年(大正3年)桜島噴火の際、マグニチュード5以下の群発地震に続き、1月12日噴火活動が開始されたのち、18時29分にマグニチュード6以上(震度6)の地震が発生した(図1.4.1)。この地震による人身、住家への被害は、1914年桜島噴火による被害全体の中の大半を占めた。特に地震によって誘発された斜面崩壊による死者が多い。 また、火山性地震が、水蒸気爆発、山体崩壊を誘発し、大災害をもたらした例もある。
図1.4.1 桜島1914年活動概況図
表1.4.1 1914年桜島噴火の際の火山性地震による被害

*8 鹿児島県防災会議:桜島爆発災害対策細部計画,1979