防災展示場
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3 火山噴出物による直接的災害

爆風・空気振動による被害

 火山噴火のうち、爆発的な噴火の場合には一般に空気振動(空振)を伴うことが多い。強い空気振動が発生した場合は、火口に面した建物の窓ガラスなどが破壊されることもある。
 1958年の浅間山噴火の際のガラスの破損分布(図3.21)は破損分布が隋円形になり、南南東方向の被害が大きかった。これは火口の位置、噴出方向に関係する。
 また爆発音や空気振動は、非常に大きい速度で数百km離れた所まで伝播することが知られている。
 1980年セントヘレンズ山噴火の際に発生した横なぐりの噴煙と爆風は、半径20〜30kmの扇型の森林倒壊域を生じた(図3.22)。1986年11月伊豆大島噴火の際には山頂での爆発的噴火活動の空振のため、100km離れた東京でも住家の窓ガラスがビリビリと揺れるのが観測された。
 雲仙火山1991〜95年(平成3〜6年)の噴火では、横なぐりの噴煙と爆風により大きい被害を生じた(→「火砕サージ」)。
図1.3.21 ガラスの破損分布図(浅間山噴火,1958年)
図1.3.22 セントヘレンズ山噴火による被害地域