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3 火山噴出物による直接的災害

降灰による健康障害

 1977年(昭和52年)8月の有珠山の噴火が人間に及ぼした健康障害は、肉体的障害と精神的障害に分けられる。
 肉体的障害は、堆積した火山灰の再飛散による目・鼻・咽・気管支の異常が多い。精神的障害は、精神不安・不眠・ノイローゼ・失神が主な症状である。これらの障害は、降灰深2km以上の地域で広く発生している。また、除灰作業中の事故による骨折などの障害もみられる(図1.3.17)。
 1962年(昭和37年)の十勝岳噴火では、堆積した火山灰から発生する亜硫酸ガスを主体とする有毒物質による大気汚染のため健康障害を引き起こした。
図1.3.17 1977年有珠山噴火による健康障害