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1 火山の分布と特性

火山の種類とかたち

 火山はかたち(地形)から数種類に大別できる。地形からの分類と大きさは関係がある。図1.1.6の左図は各種の火山地形だが、同縮尺でそれぞれの大きさを示したのが右図である。
1.単成火山:1回(一続き)の噴火活動でできた火山。活動の継続時間は数時間から長くても10年程度。できる火山も一般に小型。単成火山が1地域に集まっている場合は単成火山群という。また、次に述べる大型の複成火山の寄生火山としてできる場合もある。以下のような種類がある。
  マール:爆発によってできた丸い凹み地形。
  火砕丘:すり鉢を伏せたような地形で、火口から弾道落下した火砕物が累積して生じたもの。
  溶岩ドーム・溶岩流:火口の上に溶岩がもり上がったものが溶岩ドーム。長さ/高さ比が大きくなると溶岩流に移過する。
2.複成火山:休止期間をおいて、同じ火口から何回も噴火を繰り返すことで形成される火山。
  成層火山:中央火道から噴出した火砕物・溶岩の累積により形成される。日本に最も多い種類。
  盾状火山:噴火割れ目および頂上火口から流出した溶岩のみの累積からなる。中−超大型で、ハワイのマウナロア火山は、日本最大の成層火山である富士山の200 倍の体積をもつ。
3.カルデラ:火山中央部にある大型(径2km以上)の凹地。主なものは大量の火砕流の噴出後に頂部が陥没して生じた陥没カルデラだが、他の成因のカルデラもある。
図1.1.6 火山の種類とかたち