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3 防災気象情報

降水短時間予報

 アメダス(地域気象観測システム)の雨量観測点は全国に約17km間隔で配置しており、各観測点での正確な雨量を把握することができる。一方、気象レーダーは、雨量に換算する際の誤差は避けられないものの、面的な雨の分布・強さを観測することができる。
 そこで、両観測手段の長所を組み合わせて、面的な雨量を精度良く解析したものが「レーダー・アメダス解析雨量」である。5km四方(平成13年4月から2.5km四方)の区域毎の前1時間雨量を知ることができ、局地的な大雨の監視に利用しているほか、土壌雨量指数を求めるためにも活用している。
 この「レーダー・アメダス解析雨量」を初期値として、日本全国を5km四方毎に区切った区域を対象として、1時間毎に3時間先(平成13年4月から6時間先)までの降水量を予想するのが、降水短時間予報である。これは、観測された降水域の移動を基に、地形による降雨強度の変化も取り入れて予測した雨量と、局地数値予報モデルの予測雨量を結合したものである。これを分布図(例:図2.3.6)として示したものを見ることにより、激しい雨の区域の1時間から3(6)時間先の移動・発達の様子を迅速かつ的確に把握することができる。
 降水短時間予報は、大雨注意報・警報を発表しているときに都道府県等の防災関係機関に防災対策を支援する情報として提供している。また、今後の降雨の状況の見通しを与えるものとして、テレビ等の天気予報等においても活用されており、警報発表時等には防災効果を高めるものとなっている。
図2.3.6 降水短時間予報の実例
広島県付近で大雨となった平成11年6月29日における15時を初期値とした1時間後の降水量予想

*27 気象庁;「平成12年度今日の気象業務」