防災展示場
消防防災GIS
災害写真データベース

2 風水害の種類別の基礎知識

3.土砂災害 (地すべり・がけ崩れ(崩壊)・土石流)

斜面崩壊の発生

 斜面崩壊は斜面傾斜が40〜50度の急斜面で発生するのが大部分である。誘因としては、豪雨と地震が挙げられる。前者の場合は梅雨前線や台風に伴う集中豪雨が要注意である。平成11(1999)年広島災害の例を図に示す。災害発生雨量は、地質やその地域の崩壊履歴によって異なるが、一般には、時間雨量40mm、降り始めからの総雨量200mm前後である。自分が住む地域の過去の事例を知っておく必要がある。
地震による例としては、平成7(1995)年阪神大震災や平成7(1995)年鹿児島県北西部地震、あるいは平成12(2000)年新島・神津島など伊豆近海地震に伴って崩壊が多発したことは記憶に新しい。震度が5強以上になると、ほとんど例外なく発生している。誘因が豪雨の場合には、水が集中しやすい谷型(凹型)斜面、地震の場合には突型斜面が危険と言われているが、例外もあるから、急斜面では注意したほうがよい。
図2.2.13 6.29土砂災害をもたらした梅雨前線豪雨

*11 土砂災害年報編集委員会((財)砂防・地すべり技術センター);「土砂災害の実態」,2000.5