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1 風水害の種類と発生状況

コラム:災害事象の連鎖

 水谷武司氏は、水害発生の経過を下図に示す事象の連鎖によって示すことができるとしている。すなわち、「(1)大雨が降り(一次的自然力の作用)、(2)地表を流下したり地中に浸透したりした雨水がある場所に集中して洪水や山崩れなどを引き起こし(二次的現象の発生)、(3)これらの現象が人間・社会に危害を加える力として作用し(加害力の作用)、(4)加害力が人間・社会の側の抵抗力を上回った場合に一次的被害が生じ(被害の発生)、(5)被害が波及、拡大して種々の社会的・経済的影響をもたらす(災害の波及)」という連鎖である。同氏は、これら一連の災害事象の連鎖を断つための防災対策を選択し実施するためには、「各種自然現象の性質、特に災害の場、人間活動の場である土地の諸性質、並びに被災の側である人間・社会の諸要因についての知識が得られている必要がある。」と述べている。
資料2.1.1 災害事象の連鎖

*4 水谷武司;「これだけは知っておきたい 水害対策100のポイント」,P2−3,鹿島出版会,昭和60年