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3 観測と地震予知

津波観測-2

 巨大津波観測施設は、1993年(平成5年)の北海道南西沖地震で発生した10数mに及ぶような巨大津波の観測を目的として、既存の検潮所(66か所)及び今回新設した10か所の超音波式の津波観測施設に併設した。同施設は通常は海水が到達しない場所に水圧を検知するセンサを置き、検潮儀または超音波式の津波計では観測できない高さの津波を観測できる。これらの観測データは、津波予報区担当官署に即時に連続して伝送される(図1.3.18上,中)。
 南鳥島に設置された遠地津波観測施設は、南米など諸外国で発生した津波をいち早く検出し、これにより的確な津波注意報・警報を迅速に発表するために設置された(図1.3.18下)。南鳥島は東京から約2,000km の距離にあり、例えば南米チリ沖で発生した津波の場合には、本土に到達する1時間程度前に津波を検出することが可能である。同観測施設によって得たデータは、気象衛星「ひまわり」を経由して、即時に気象庁本庁の地震活動等総合監視システムに入力され、津波注意報や警報の発表に活用されている。
図1.3.18 気象庁の津波観測施設の概念図