防災展示場
消防防災GIS
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2 地震と地震災害

地盤条件

 ある地点で観測される地震の揺れ方(地震動特性)には、震源の特性、震源から観測点までの伝播特性、および観測点近くの地盤特性の3つの要因が影響する。地震動特性としては、周期、振幅、継続時間などが代表的であるが、地域内でのこれらの特性は、地形や地質などの地盤条件との関連性が強い。そして一般に、ガタガタと揺れる短周期での揺れは浅い地盤構造と、ユラユラと揺れる長周期での揺れは深い地盤構造との関連性が強い。地盤特性を知るには、ボーリング調査や弾性波探査などによって地盤構造を調べ解析的に求める方法や、現地で地震動や常時微動を観測して直接的に調べる方法などがある。周期1秒以下の短周期を対象とする場合には、表層地盤のS波(せん断波)速度分布から地盤のおおまかな増幅度を推定することもできる。
 広域を対象とする場合、国土数値情報などのGIS(地理情報システム)データを利用する方法もある。国土数値情報には自然条件に関して、表1.2.2に示すデータが含まれている。これらの自然条件と地震動強さや液状化危険度、斜面崩壊危険度との関連性を明らかにし、それらと土地利用状況や各種施設の配置状況を重ね合わせると総合的な地震防災に活用できる。
表1.2.2 国土数値情報の自然条件に関するデータと内容 *26)
図1.2.15 各微地形の配置模式図 *27)