防災展示場
消防防災GIS
災害写真データベース

1 地震の発生

海溝型地震

 日本列島付近では、太平洋プレート、フィリピン海プレートおよびユーラシアプレートの3枚のプレートが相接して、それらの境界部が、日本海溝、相模トラフ、南海トラフとなっている(図1.1.13)。図の点線で示すようなプレート境界も提唱されているが、プレート境界であるかどうか、またそれぞれのプレート名などについて、さまざまな議論がある。東北日本は北米プレート(或いはオホーツクプレート)、西南日本はユーラシアプレート(或いはアムールプレート)に属するとも言われている。
 太平洋プレートは、毎年約10cmの速さで西に進行し日本列島の下にもぐり込んでいる。一方、フィリピン海プレートは毎年数cmの速さで北西進してもぐり込んでいる。このような海のプレートのもぐり込みにより、ユーラシアプレートの端に歪みエネルギーがだんだん蓄積されていく。この歪力による変形がある極限に達すると、元の状態に戻ろうとする力が急激な破壊を起こす(図1.1.14)。これが、日本付近の海溝やトラフ沿いで発生する巨大地震の原因である。
 (→プレート・テクトニクス理論)
図1.1.13 日本列島とその周辺のプレート 
図中の矢印は、ユーラシアプレートに対する各プレートの相対運動を示す。
日本海東縁部(図中の点線)に沿って、プレート境界があるとする説が出されている。
図1.1.14 巨大地震発生のメカニズム