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1 地震の発生

陸域の地震

 日本の陸域では、深さ15km(場所によっては20km)までの地下で浅い地震が発生する。震源域の規模が大きい場合には、地下の断層の一部が地表に達し、地面に段差を生じたり、道路や水路などを水平にずらして食い違いを起こすことがある。これらの地震は、日本列島がほぼ東西方向に縮むために起こっている。その縮む速さは、長期間平均すると年間1〜2cm程度である。ただし、伊豆半島周辺では南北方向の縮みによって地震が起こり、九州中部では南北に伸ばす力によって地震が起こっている。これらの浅い地震(一般に、直下型と呼ばれる)の他に、沈み込むプレートの内部深くでも地震が起こる。1993年釧路沖地震(M7.8)は深さ100kmで起こったが、釧路で震度6を記録し、死傷者を伴なった。
 関東地方の地下では、相模湾の相模トラフ(海溝の一種)から沈み込むフィリピン海プレートが、地表のユーラシアプレートと、日本海溝から沈み込む太平洋プレートとの間に挟まれている。このため、これらのプレートの境界でも地震が起こっており、茨城県南部や千葉県北部などの深さ40〜80kmで地震活動が大変活発である。
 (→プレート・テクトニクス理論)
図1.1.8 日本列島とその周辺で発生する地震のタイプ *1)
日本列島とその周辺では、プレート間地震(プレート境界型地震)、沈み込む(沈み込んだ)プレート内の地震、陸域の浅い地震などが発生する。
図1.1.9 関東地方の陸域で発生する地震の模式図 *1)
断層の位置と大きさを模式的に示した。
1) 活断層などで発生する浅い地震(深さ0〜20km)
2)陸側のプレートと沈み込むフィリピン海プレートとの境界付近で発生する地震(深さ20〜50km)
3) 沈み込むフィリピン海プレートの内部で発生する地震(深さ20〜50km)
4) 沈み込むフィリピン海プレートと太平洋プレートとの境界付近で発生する地震(深さ50〜100km)
5)沈み込む太平洋プレートの内部で発生する地震(深さ50〜100km)