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1 地震の発生

群発地震

 多くの地震が比較的狭い地域に集中して起こり、その中で大きな地震のマグニチュードが余り変わらない場合、これらの地震の集まりを群発地震とよぶ。抜きん出て大きなマグニチュードの地震があれば、その地震は本震と呼ばれ、その地震の前に起こった地震を前震、後に起こった地震を余震と言う。
 群発地震は火山の周辺や、三陸沖で起こりやすいことが知られている。伊豆半島東方沖では1978年以降、地下のマグマ活動に伴って、繰り返し群発地震活動が発生した。地下のマグマの活動の様子は気象庁の体積歪計による観測でとらえることができ、初期の活動から群発活動全体の目安をつけることができるようになってきた。このような場合を除くと、群発地震の活動の予測は難しい。同じ地域や周辺地域で起こった過去の群発地震の例を参考として考えることが多い。
 1965年の夏から始まった長野県松代町周辺の松代群発地震は、図1.1.28のように1966年の2回の活動期でピークに達し、最盛期には1日に7百回近く地震を感じた。1970年末に終熄したが、有感地震回数は総計6万回を超え、地震の全エネルギーはM6.4に相当する。しかし、最大の地震はM5.4にとどまった。
図1.1.28 松代群発地震の日別有感地震回数〔気象庁、1968〕 *3)