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1 地震の発生

本震と余震

 規模の大きい地震が発生した場合には、その後引き続いて周辺部で小地震が発生する。これらの小地震を本震に対して余震と呼んでいる。余震の数は本震直後に多く、次第に減っていく。その減り方は規則的なので、余震の発生を確率で予測することができる。余震の分布域は、時間とともに拡大してゆく傾向があるが、本震から1日程度以内の余震域は、本震の震源域に対応する。図1.1.26は1983年日本海中部地震の余震の分布を示したもので、南北方向に広く分布していることがわかる。
 一般に、余震には次のような特徴的傾向がみうけられる。
1)本震の震源域が大きければ大きい程、余震の起こる地域が広く、長期間継続する傾向がある。
2)余震の数は図に示されているように、10日位で減っていくが、その後も数は少ないながら活動が長く続く。
3)最大の余震は本震よりマグニチュード(M)が約1小さい程度であることが多い。例えばM8の本震ではM7の余震が発生することがあり、場所によっては本震より余震の被害の方が大きいこともある。最大余震の発生は本震発生後1カ月以内であることが多い。ただしまれに、本震と同じ程度の地震が発生することもある。
図1.1.26 1983年日本海中部地震における余震の分布 *14)
図1.1.27 1983年日本海中部地震における余震回数(5月26日〜8月8日) *14)