防災展示場
消防防災GIS
災害写真データベース

1 地震の発生

地震発生の原因

 地震の揺れは、大地の地下深くから伝わってきた地震の波が地面を揺するために起こる。この地震の波の源を震源域とよぶ。地震といえば地面の揺れ(地震動)を指すことが多いが、専門書では震源域や震源域の動きを、単に地震と呼ぶことが多い。震源域、すなわち地震の波を発射するもとは、広がりを持っている。平成7年兵庫県南部地震の震源域は、差し渡し40〜50km、深さ方向に15km位である(断層面の長さ40〜50km、幅15kmとも言う)。その面積は島の面積で言えば、対馬程度である。地下のこのように広い地域の全てから地震の波が放出された。地震の波を生ずる原因は、図1.1.1のように、岩盤と岩盤とがずれる運動(断層運動と呼ぶ)である。地下の或る面(断層面)が破壊し、その面を境に岩盤がずれることによって、地震の波が発生する。通常、最も弱い個所がまず破壊を起こし、その後連鎖的に破壊が広がっていき、岩盤がずれる。破壊の開始点を震源と呼ぶ。明石海峡の地下14kmが兵庫県南部地震の震源であり、ここから破壊が始まって、神戸側と淡路側に破壊が広がっていった。破壊域が広がるのに、およそ10秒ほどかかっている。岩盤のずれの量は1〜2mであった。
図1.1.1 破壊域の拡大とずれ *1)
破壊域の拡大とずれについて、陸域の浅い地震を例として模式的に示したものである。