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2017年10月23日(月)
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全国統一防災標語
使う火を消すまで離すな目と心 (昭和52年度)shimそれぞれの持場で生かせ火の用心 (昭和53年度)shimこれくらいと思う油断を火が狙う (昭和54年度)shimあなたです! 火事を出すのも防ぐのも (昭和55年度)shim毎日が防火デーです ぼくの家 (昭和56年度)shim火の用心 心で用心 目で用心 (昭和57年度)shim点検は防火のはじまりしめくくり (昭和58年度)shim“あとで”より“いま”が大切 火の始末 (昭和59年度)shim怖いのは「消したつもり」と「消えたはず」 (昭和60年度)shim防火の大役 あなたが主役 (昭和61年度)shim消えたかな! 気になるあの火 もう一度 (昭和62年度)shimその火 その時 すぐ始末! (昭和63年度)shimおとなりに あげる安心 火の始末 (平成元年度)shimまず消そう 火への鈍感 無関心 (平成2年度)shim毎日が 火の元警報 発令中 (平成3年度)shim点検を 重ねて築く“火災ゼロ” (平成4年度)shim防火の輪 つなげて広げて なくす火事 (平成5年度)shim安心の 暮らしの中心 火の用心 (平成6年度)shim災害に 備えて日頃の 火の用心 (平成7年度)shim便利さに 慣れて忘れる 火のこわさ (平成8年度)shimつけた火は ちゃんと消すまで あなたの火 (平成9年度)shim気をつけて はじめはすべて 小さな火 (平成10年度)shimあぶないよ ひとりぼっちにした その火 (平成11年度)shim火をつけた あなたの責任 最後まで (平成12年度)shimたしかめて。火を消してから 次のこと (平成13年度)shim消す心 置いてください 火のそばに (平成14年度)shimその油断 火から炎へ 災いへ (平成15年度)shim火は消した? いつも心に きいてみて (平成16年度)shimあなたです 火のあるくらしの 見はり役 (平成17年度)shim消さないで あなたの心の 注意の火。 (平成18年度)shim火は見てる あなたが離れる その時を (平成19年度)shim火のしまつ 君がしなくて 誰がする (平成20年度)shim消えるまで ゆっくり火の元 にらめっ子 (平成21年度)shim「消したかな」 あなたを守る 合言葉 (平成22年度)shim消すまでは 出ない行かない 離れない (平成23年度)shim消したはず 決めつけないで もう一度  (平成24年度)shim消すまでは 心の警報 ONのまま (平成25年度)shimもういいかい 火を消すまでは まあだだよ (平成26年度)shim無防備な 心に火災が かくれんぼ (平成27年度)shim消しましょう その火その時 その場所で (平成28年度)shim火の用心 ことばを形に 習慣に (平成29年度)shimあなたは火事の恐ろしさを知らない (昭和43年度)shim今捨てたタバコの温度が700度 (昭和44年度)shim防火三百六十五日 (昭和45年度)shimいま燃えようとしている火がある (昭和46年度)shim慣れた火に 新たな注意 (昭和47年度)shim隣にも声かけあってよい防火 (昭和48年度)shim生活の一部にしよう火の点検 (昭和49年度)shim幸せを明日につなぐ火の始末 (昭和50年度)shim火災は人災 防ぐはあなた (昭和51年度)

鳶頭政五郎覚書

鳶頭政五郎覚書

5. 纏
(1) (2) (3) (4)

(4) 纏の振り込み
  纏を振ることを、我われは“纏の振り込み”っていうけれど、“一段振り”“三段振り”“四段振り”とある。一段振りというのは、両手でもった纏を左いっぱいでかまえて、そのまま右いっぱいまで一気に横振りして、それをまた一気に左へかえす振り方、一息にやるから一段振り。三段振りは一段振りのちょうど真ん中、体の中央で纏だけ1回転させて、それから右に移動し、その後左まで一気にかえす3拍子の振り方、四段振りは左にかえすときも体の中央で1回纏をまわしてからかえす4拍子の振り方。
  纏の振り方の上手下手ってのが当然ある。真竿(しんざお)を握る手と、石突(いしつき)(地面に付ける部分)についている蛙股(逆U字の金具)を持つ手をうまく使わないと、馬簾の振りがにぶくなる。ただ横水平に動かしたんではさまにならない。回転が悪くなるから当然馬簾の勢いもない。
  うまいのは、纏をほうり投げるようにして振る。纏の真竿をなるたけいっぱいに回転させながら、山越しのように軽く投げては握り、また回転させては投げる形でやると、早い回転で馬簾もパーッと開いて、蛸(たこ)の足みたいに上のほうに向いてしなるように回転する。この形が決まってるのは見てるほうも気持ちがいい。
  振り方が下手だと纏の重みを全部自分の手で支えるみたいなもんだから、手にいらぬ力が入って肉刺(まめ)ばっかしできてしまう。うまいやつのは軽く上にほうり投げて、纏が落ちてくるのに合わせて握ってはまたほうるというふうにやっているから、そんなに力はいらないことになる。纏の重さは約15キロくらいあるから、ただ力まかせに手だけでやってたらすぐにくたばっちまう。肉刺ができるのは下手の証拠。
  もちろん力がなくてはできないことだけれども、力まかせにやって纏が軽く見えるようでもこれも駄目なんだね。テンポが早すぎると軽く見えるから、ゆっくりやって重みを出す、これには表に出さない力がいる、なんでもコツがあるもんだ。重そうに振ってて、きれいじゃなくては、見た目に爽やかじゃない。
  馬鹿力をもつ者も少なくなったし、この纏の振り込みができる役者もいなくなった。頭も振らず、真っ正面を向いて、腰をしっかり決めながら堂々と振るのが上手い振り方だ。纏振りったって、普通の作業の延長線なわけで、なにも特別なことではなかった。力あって、要領知って、そういう者は今でもうまいね。

再現された江戸火消しと纏
  昭和63年6月21日に行われた江戸町火消しの再現。山口政五郎氏の第一区十番組の2階建て詰所が区画整理のため取り壊されることになり、その前にこの屋根に纏を上げて江戸の火消しを再現しようということになった。
(写真は「下町タイムス・下町瓦版」昭和63年7月10日から転載させていただきました。)


刺子半纏を着た纏持ちがズラリと屋根に並ぶ

木遣りとともに火事場へ駆けつける。まずは階子、そしてすぐに纏が階子を上る。


煙の中、纏を担いで上る。「しっかり担げ!」下から組頭の声が掛かる。